つがる市の主となる産業は農業です。農業の発展なくしてつがる市の発展はないものと考えます。そこで、私が目指すものの1つに『農業振興による地域経済の活性化』を掲げました。難しい問題であるからこそ、原点に立ち返り、「農業が盛んになる」ことでつがる市を『活性化』させようと考えたのです。 農業を盛んにするにはどうすればよいか?それは『農業所得の向上』です。所得が向上することで生活は安定し、更に、次世代へ農業を継承することも可能になります。跡継ぎが不在で離農する人が多い昨今、農業所得の向上は、次世代へと引き継ぐため大きな魅力となることでしょう。 では、農業所得の向上のためには、どういった取り組みが必要なのでしょうか。私は、農業系バイオマス(稲わら)の再利用という視点で捉えました。すなわち、廃棄処分していた稲わらを、新たなエネルギー資源とすることで、廃棄のためのコストをカットし、家畜肥料としての利用・販売の可能性や、稲わらペレット製作の可能性を検討します。実現できれば、所得向上につながると考えたのです。